私たちにとっては身近な食材でも、ペットにとっては毒となるモノがいくつかあります。そのほとんどが食材に含まれる成分によって中毒症状が引き起こされます。
その食材を知っていることで、ペットの命を守る事ができますのでぜひ覚えておいてあげてください。
・玉ネギ
・その他のネギ類
・ニラ
・にんにく
・アボカド
・ぶどう・レーズン
・チョコレート
・キシリトール
■ NG食材ナンバー1は玉ネギ!
上にあげた食材のうち、特に気をつけたいのが「玉ネギ」です!玉ネギは人間にとっては血液サラサラ効果のある健康食材ですが、ペットにとっては血液中の赤血球を破壊してしまう成分が含まれているのです。
ペットが玉ネギをそのまま食べる事は稀ですが、ハンバーグなどには玉ネギのみじん切りがかなりの量入っています。それをペットに与えてしまう事はとても多いのです。
実は私も子供の頃、何も知らずに愛犬に夕食のハンバーグの汁をドライフードにかけて与えてしまった経験があるのです。
翌日、愛犬は元気がなくなりフラフラになってしまい急いで動物病院に駆け込むと、重度の貧血を起こしていました。
獣医師の問診によりハンバーグの汁を与えた事を思い出し、それによる玉ネギ中毒と判明。本当に可哀想なことをしてしまいました。たとえ汁だけだとしても、その中にはしっかり玉ネギの成分が溶け込んでいるのです。
致死量は中型犬の場合で玉ネギ2個分だそうですが、うちの愛犬(小型犬)のように汁だった場合はどのくらいの量を摂取したかは分かりませんし、見ていない所で食べてしまった場合も分かりません。
しかし、汁だけでもフラフラになりましたので、量に関係なくすぐに動物病院へいくことが重要だと思います。
他のネギ類やニンニクも結構いろいろな料理に使われて潜んでいますので、注意してあげたいものです。
■日頃から気をつけて事故を防ぐ。
チョコレートも多くのお菓子に使われていますし、嗜好性が高いのでそのまま食べてしまう確率も高いので、置き場所に注意が必要です。チョコレートはカカオの含有率が高い程中毒の危険があります。
キシリトールはガムやタブレットに使われていますが、大きさや形状がペットには口に入れやすいので、こちらもバッグなどの置き場所に注意です。
その他、気をつけたいものはこちら。
・観葉植物(スイセン・スズラン・シクラメン・チューリップ・クリスマスローズ・ポインセチア)
・人の薬
観葉植物や花はプレゼントされて部屋の中に置いておくことも多いと思いますので、気をつけたいところです。飼主さんのお薬もテーブルに置きっぱなしにせず、しまい場所を決めておくと事故防止につながります。